仁和寺の仏画・絵画 | 世界遺産 真言宗御室派総本山 仁和寺

仁和寺の文化財仏画・絵画

国宝「孔雀明王像」は仁和寺を代表する仏画ですが、その他にも真言密教寺院にふさわしい 曼荼羅や白描画、「八幡神影向図」などの垂迹画といった様々な仏画が残されています。 また源氏物語の一場面を描いた「車争図」や、内裏紫宸殿に飾られていた 「賢聖障子絵」、円山派の作品など、近世の絵画も見ることが出来ます。
孔雀明王像
KujakuMyoo
国宝
北宋時代
重層的な彩雲を背景に、明王が孔雀に坐した姿をあらわすこの像は、日本の例に多い一面四臂ではなく、三面六臂で描かれています。また寒色系や白色主体の色調は、平安仏画とは異なり清新で知的な印象を与えます。さらに顔容描写などに見られる写実性のある表現や細部に至るまでの緻密な描写は、日本絵画の追随を許さない宋仏画の名品といえます。
孔雀明王像
聖徳太子像
Shotokutaishi
重要文化財
鎌倉時代
鎌倉時代、聖徳太子信仰が隆盛を極めるようになったといわれ、太子像も様々な年齢のものが描かれるようになりました。
本図は十六歳の時、父である用明天皇の病気平癒を祈願した姿を表した聖徳太子孝養図です。髪を美豆良に結い、袍の上に袈裟を着け、柄香炉を執る姿が描かれます。
聖徳太子像
別尊雑記
Bessonzakki
重要文化財
平安時代後期~南北朝時代
心覚(1171〜80)が承安年間に撰述した図像集で、『五十巻抄』『別尊類集抄』とも呼ばれます。
本図は描写にすぐれ、極めて芸術性の高い白描図像といわれています。全57巻の内、収録されている図像は309図で、恵什の『図像抄』など真言密教の諸本だけでなく、天台密教の図像も集成されています。院家印から元は仁和寺の子院であった心蓮院に伝えられていた事がわかります。
別尊雑記
  • 仏像・彫刻
    仏像・彫刻
    仁和寺創建当時の本尊、阿弥陀三尊像(国宝)をはじめ、愛染明王坐像(重文)・増長天立像(重文)・悉達太子坐像(重文)などの国指定文化財や、平安から江戸時代に至る仏像・彫刻が残されています。
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  • 仏画・絵画
    仏画・絵画
    国宝「孔雀明王像」は仁和寺を代表する仏画ですが、その他にも真言密教寺院にふさわしい曼荼羅や白描画、「八幡神影向図」などの垂迹画といった様々な仏画が残されています。
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  • 工芸品
    工芸品
    仁和寺に伝わる工芸品には、仁和寺草創期から鎌倉時代にかけて、密教の世界・王朝の美を伝えるものと、桃山時代から江戸時代初期の文化の広がりを示すものに大別されます。
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  • 書跡
    書跡
    弘法大師空海の『三十帖冊子』に代表される経典類、『医心方』をはじめとする医書類、『御室相承記』などの歴史史料や『御室御記』、『明月記』といった日記類など
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