仁和寺からのお知らせ
ご案内
21/03/25

北野天満宮×仁和寺「次世代支援プロジェクト」

北野天満宮×仁和寺
次世代の文化支援プロジェクト」発足のお知らせ

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
世界各国において新型コロナウイルス感染症が蔓延し、猛威を奮っている昨今、新型コロナウイルスによりお亡くなりになられた方々ならびに関係者のみなさまに謹んでお悔やみ申し上げ、そして罹患された方々に心からお見舞い申し上げます。また医療従事者の皆様および感染防止にご尽力されている皆様に深く感謝申し上げますと共に新型コロナウイルスの猛威が一日も早く終息し、普段の日常がいち早く取り戻されることを祈念しております。
仁和寺は仁和4年第59代宇多天皇によって創建された寺院で、天皇自身も譲位後に落飾(出家)し仁和寺に入りますが、天皇在位中は菅原道真公を登用し、道真公もそれに応える働きをしています。

 仁和寺には境内に『菅公腰掛石』と呼ばれる場所があります。道真公が大宰府に行く事が決まった時、すでに出家していた宇多法皇に別れの挨拶に参上したところ、法皇は勤行の最中であったのでこの岩に腰を掛けてお勤めが終わるの待ったという伝承が由来となっています。また北野天満宮蔵『宮仕記録』貞享5年8月9日には、仁和寺第23世寛隆法親王が北野天満宮に松(影向松)を植えた事が記されており、松が枯れると寄贈する慣習があったようで、宇多法皇と道真公との関係が続いていたことがわかっています。

【次世代の文化支援プロジェクト】
総本山仁和寺(門跡:瀬川大秀 京都市右京区、以下、仁和寺)北野天満宮(宮司:橘重十九、京都市上京区、以下、北野天満宮)は、この度、仁和寺と北野天満宮が和協し【次世代の文化支援プロジェクト】題して、「仁和寺と北野天満宮-宇多法皇と菅原道真公-」に焦点をあて、両者の歴史的背景や人物像や事績、文化的功績を分かりやすく纏めた解説リーフレットを作成し、次世代の若者への後学・向学に寄与することを目的として、修学旅行や参拝される学生の皆様に無料で配布する取り組みを320日より開始する運びとなりましたのでお知らせいたします。

【次世代の文化支援概要】
*令和 3 3 20 日(土) 8 30 分より、無料リーフレットの配架開始。
  仁和寺:各受付所設置  北野天満宮:授与所設置
*修学旅行生等のボランティアガイド設置(本年4月以降)

北野天満宮×仁和寺次世代文化支援共同プロジェクト

本件に関しては、地域に根差した学園創造を理念に掲げる立命館大学様より、本プロジェクトの趣旨にご賛同いただき、「修学旅行生等のガイド役を担うボランティア学生」の設置を両社寺と大学が協力して進めていくことになりました。ボランティア育成過程において、同大学の学生に体験していただく、僧侶、神職の生活や、歴史史料の閲覧等の取り組みは、新たな価値観から大学での学びにアプローチする機会になればと考えております。
今後、仁和寺、北野天満宮は歴史文化を通じて地域社会とも連携を取りながら、次世代を担う学生に間口をひらき、様々な支援を継続的に順次進めて参ります。

全国天満宮総本社 北野天満宮 

北野天満宮は、菅原道真公(845 903) を御祭神としておまつりする約1 2000 社の天満宮、天神社の総本社です。「北野の天神さま」と親しまれ、平安時代中期の天暦元年(947)御神託により平安京の北西・天門の方角にあたる北野の地に創建されました。永延元年(987)に第66 代一條天皇(980 1011)の勅使が派遣され、国家の平安が祈念されました。この時から「北野天満宮大自在天神」の御神号が認められ、以来、菅公を慕う天神信仰は平安京より全国各地に広がり、学問・至誠・文化芸能の神様として崇敬されています。また、北野天満宮御本殿、石の間、拝殿及び楽ノ間は国宝に指定されております。

真言宗御室派 総本山仁和寺

仁和4(888)年第59代宇多天皇によって開創された仁和寺は、天皇の御入室以後、1000年の間、明治の第30世純仁法親王まで皇子、皇孫が仁和寺の門跡(住職)を務められました。そのため、御室御所と呼ばれるようになり、門跡寺院の筆頭格として現在まで法灯を守り続けてきました。宇多天皇以降、皇族が歴代門跡に就任することによって、歴史上の人物、朝廷、文化人と緊密な関係を築き上げてきました。特に平安時代の頃には、鎮護国家の道場としてだけでなく、貴族、また当代の有名歌人が集い、度々和歌会が開催されるなど、仁和寺文化と言われるまでの一大サロンを形成するに至っておりました。また、『大鏡』『平家物語』『栄華物語』等々の有名な古典文学には、そのように密教を伝えるだけでなく、文芸、絵画、建築等、文化を発信する場としての御室御所の姿が描かれております。

【問い合わせ】
総本山仁和寺 財務部管財課 金崎  075-461-1155
北野天満宮  総務部 文化課 権禰宜  東川楠彦 〒602-8386京都市上京区馬喰町 TEL075-461-0005 FAX075-461-6556