「仁和寺御所庭園三次元コンテンツ」のご案内
仁和寺は平成25年頃より文化財保護の観点から、デジタルデータの有効性について着目し、京都大学大学院井手研究室(当時)などと連携、連帯し進めております。
平成30年には東京国立博物館に於いて、デジタルデータを用いて重要文化財観音堂障壁画の再現、また令和元年度より、文化庁多言語補助事業にエントリーし、三次元コンテンツを用いた多言語解説の充実を図っており、仁和寺3Dmapや仁和寺VRを制作し実績を積み上げております。
この度、【仁和寺御所庭園】の国名勝指定を記念して、(株)エスユーエス(本社:京都市下京区、代表取締役:齋藤公男)の360°3D-VR作成サービスを用いて、仁和寺御所庭園の3DVRを共同制作いたしました。
エスユーエスの360°3D-VR作成サービスでは、赤外線深度センサを搭載した全周撮影ができる高性能3Dカメラで空間全体をスキャンし、現実とほぼ変わらない3Dデータを作成します。高画質で再現されたVR空間の中をPC,スマホ,タブレットの画面上からシームレスで快適な360°ウォークスルーすることができるため、仁和寺御所庭園を疑似体験していただくことができます。
コロナ禍に於いて、社会環境の変化に対応を求められるなか、寺院活動を行う一つの方法として、インターネットや3Dデータを用いる手法は、移動を伴うことなく閲覧が可能であることから、まずは、多くの方に国名勝庭園「仁和寺御所庭園」のコンテンツ閲覧いただき、“バーチャル体験”をしていただきたいと考えております。
また、今後は平面情報に比べ、より多くの情報を得られる効果などから、仁和寺のインフラ環境の整備を図ると共に、インターネットを用いた法話や参拝システムの構築など視野にいれて活動したいと考えております。
三次元コンテンツは下記リンクよりご覧いただけます。
https://my.matterport.com/show/?m=183JASruX5b&hl=1&ts=1&hr=1&lp=1&help=1