オーストリア・ウィーン楽友協会『御詠歌コンサート』開催に向けたご支援ご協力のお願い | 世界遺産 真言宗御室派総本山 仁和寺
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23/11/09

オーストリア・ウィーン楽友協会『御詠歌コンサート』開催に向けたご支援ご協力のお願い

オーストリア・ウィーン楽友協会『御詠歌コンサート』

 真言宗御室派の総本山で世界文化遺産の仁和寺には、「金剛流 御室金剛講」と言われる御詠歌講があり、日々 宗祖弘法大師の教義と開山寛平法皇の御誓願に基づき、金剛流の隆盛と講員の健全な育成及び信仰培養に努めております。
 さて、この度、音楽の都オーストリアのウィーンでの御詠歌公演を、令和5年12月10日(日)に開催する運びとなりました。
 御詠歌とは日本古来の宗教音楽で、その起源は一説によると、約千年前、花山天皇が西国三十三観音霊場を巡礼し修行された際に各霊場に残された和歌を巡礼者が唱え、その歌に節が付き、次第に御詠歌となっていったと言われています。
 その後、御詠歌は日本各地で唱えられるようになり、さらには、巡礼時に唱える和歌としてスタートした御詠歌から信仰や鎮魂の意味を兼ねる御詠歌(曲)が誕生しました。信仰の流布と並行して、多くの講員がお唱えする時代がありました。
 しかしながら、昨今、御詠歌を取り巻く環境は厳しく、お唱えできる方(講員)の高齢化、また後継者不足により、御詠歌をお唱えするグループが消滅するケースが生じており、このままでは歴史ある御詠歌の衰退を危惧しております。
 講員の減少は顕著であり、要因の一つである社会環境を鑑みて、後世に残す複数の施策強化を図っております。その一つの取り組みとして若い世代に御詠歌を認知してもらう活動を展開するなか、ピアノ・ヴァイオリンとコラボレーションする取り組みが評価され、音楽の都ウィーンの「楽友協会」黄金の間大ホールでのコンサートへと繋がることとなりました。
 毎年世界中に配信されるウィーンフィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートの会場として知られている世界一権威のあるホールから日本の御詠歌を発信することで、御詠歌の価値と認知を高め、御詠歌布教の強化並びに講員の拡大を図ることを目的とし開催いたします。

 本事業は、出演者45 名を動員し、概算事業費約4000 万(内訳:会場費700万、撮影費500 万、旅費、仏具、法具運搬費など3000 万)の事業となっております。

そこで、この全体事業費の15% を目標に、本事業の成功と、御詠歌の存続、発展、並びに次世代への支援として皆様にご寄進をお願いする次第であります。つきましては、一人でも多くの方々に本公演を周知いただきますと共に、本事業へのご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

謹白 

只今クラウドファンディングに挑戦中です。ご支援ご協力お願いします。

オーストリア・ウィーン楽友協会大ホール『御詠歌コンサート』ホームページへ

主催:金剛流御詠歌ウィーン楽友協会コンサート実行委員会
お問合せ:チャリティーコンサート担当者(荒城・本山)090-4572-8839
協力:御室金剛講 九州詠歌青年会 オペラ季節館 後援:総本山仁和寺